起業女子のこころの盲点

「好きなことで起業」の前に。それ、10年続けられますか?

好きなことで起業したい。

自分らしいビジネスを作りたい。

そう思って動き出したとき、あなたはひとつ、自分に問えていますか。

「これ、10年続けられる?」

続けられる自信がある人は、そのまま進んでください。

でも少しでも「わからないかも」と感じた人は、ちょっと待ってほしいんです。

その「やりたいこと」、本音から来ていないかもしれないから。

「やりたいこと」が続かないのは、意志が弱いからじゃない

「やりたいこと」が続かないのは、意志が弱いからじゃない

好きなことでビジネスを始めたのに、なぜか続かない。

最初はあんなに燃えていたのに、気づいたら止まっている。

そういう経験、ありませんか。

これ、意志が弱いわけでも、根性がないわけでもないんです。

原因はもっと奥にあることが多いんです。

「やりたいこと」が、本音じゃなかった

続かない原因のひとつに、自分の本音を、自分で禁止していることがあります。

周りの反応が怖くて、現実的じゃないと思って、いつの間にか本当にやりたいことを押し込めてしまう。

すると何が起きるか。

本音の代わりに「それっぽい目標」が出てきます。

本当に好きなわけじゃないけど、なんとなく良さそう、認められそう、うまくいきそう。

そういう理由で選んだ、偽の目標です。

偽の目標は、壁にぶつかると止まる

本音から来ていない目標は、続けるための燃料がありません。

順調なときは動けます。

でも壁にぶつかったとき、誰にも反応してもらえないときに、そこで止まってしまいます。

本音から来ていれば、うまくいかない時期があっても「それでもやりたい」が動力になるんですよね。

偽の目標には、その動力がないんです。

Kumi
Kumi
続かないのを「私ってダメだな」で終わらせてた時期、私にもありました。

でも原因は意志じゃなかった。

目標の選び方だったんです。

承認されなくなると、急に冷める

偽の目標のもうひとつの特徴が、承認に依存していることです。

誰かに「すごいね」と言われている間は続けられる。

でも反応がなくなると、急に熱が冷める。

それは、承認されることが目的だったからです。

「誰も見ていなくても続けられるか」

これが、本音かどうかを確かめる一番シンプルな問いなんです。

私が「防災とか…」と答えた日の話

私が「防災とか…」と答えた日の話

少し、私自身の話をさせてください。

数年前、私はひどく迷走していました。

ブログで生きていきたい。
でも何をテーマにすればいいのかわからない。

そんな時期に、料理研究家のみきママが池袋のデパートで冷凍餃子を販売していると知って、会いに行ったんです。

餃子を買いながら、少し話せる機会がありました。

私は「ブログで生きていきたいんです」と伝えました。

「何をテーマにしたいの?」と聞かれて、私が答えたのは、

「防災とか…」

でした。

「それ、10年続けられる?」

みきママはすぐに、私に聞き返しました。

「それ、10年続けられる?」

私は答えられませんでした。

防災について調べるのが好きでした。

でも、10年続けられるかと問われたら、正直に言えば「わからない」だった。

その沈黙が、全部を教えてくれました。

Kumi
Kumi
防災じゃなくて、本当は心理がやりたかった。

でもその時の私は、それを自分に禁止していました。

「心理の話をしてはいけない」って。

本音を、自分で禁止していた

当時の私は、心理学にめちゃくちゃ興味がありました。

でも友人や仕事関係の人に心理の話をするたびに「心理学の話やめて」と言われて、いつの間にか自分で禁止していたんです。

「私は心理学の話をしてはいけない」

そう思い込んでいたから、みきママに聞かれても「防災とか…」としか言えなかった。

本音は、自分の中に閉じ込められていたんです。

あの沈黙があったから、向き合えた

答えられなかったあの瞬間が、転換点になりました。

その後、自分とめちゃくちゃ向き合いました。

セルフカウンセリングを繰り返して、ようやく自分に許可が出せたんです。

「私は心理を仕事にしていい」

その許可が出てから、カウンセラーとして起業しました。

「心理を仕事にする」という選択に、ようやく自分の中でOKを出せた瞬間でした。

あの「10年続けられる?」という問いがなければ、私はまだ防災ブログを書こうとしていたかもしれません。

Kumi
Kumi
今、私は、心理学・金融・防災をテーマにした執筆で稼いでいます。

誰にも読まれていないところから始めたブログが、仕事になりました。

本音に許可を出したことが、全てのスタートだったと思っています。

本音かどうかを確かめる、3つの問い

本音かどうかを確かめる、3つの問い

やりたいことが本音から来ているかどうか、自分ではなかなかわからないものです。

でも、いくつか確かめる方法があります。

10年続けられるか

みきママの問いそのままですが、これが一番シンプルで正直です。

壁にぶつかっても、収益が出なくても、誰にも注目されなくても、それでも10年やり続けられるか。

「うーん…」と詰まったなら、本音じゃない可能性があります。

即答できるなら、本音に近いということです。

Kumi
Kumi
私が防災で詰まって、心理なら即答できたのが全てでした。

ちなみに、10年やり続けろってことじゃないです。

本音でやってみて、違うと気づいたらやめていい。

この問いは、続けられるかどうかじゃなくて、本音かどうかを確かめるための踏み台です。

誰も見ていなくてもやるか

承認が燃料になっているビジネスは、反応がなくなると止まります。

フォロワーがいなくても、いいねがゼロでも、コメントが来なくても、それでもやり続けられるか。

「反応があるからやれる」という状態は、承認が目的になっているサインだったりします。

お金にならなくても意味があるか

収益化を目指すことは大切です。

でも、お金にならない期間でも意味を感じられるかどうかは、本音かどうかの大きな指標になります。

「稼げなくても、これをやっていたい」と思えるかどうか。

稼げることが唯一の理由になっているなら、少し立ち止まって考えてみてほしいんです。

本音に許可を出す方法

本音に許可を出す方法

本音がわかったとして、それを仕事にしていいかどうか、自分に許可が出せない人は多いんです。

やりたいと思う気持ちはある。

でもどこかで「私がそれをやっていいのか」という声が邪魔をする。

その声、よく聞いてみると、自分の声じゃないことが多いんです。

「してはいけない」の出どころを探す

本音を禁止しているとき、必ずその禁止令の出どころがあります。

誰かの言葉だったり、過去の経験だったり。

私の場合は、心理の話をするたびに周りに嫌がられた経験が積み重なって、いつの間にか「心理学の話をしてはいけない」という禁止令になっていました。

禁止令の出どころを特定するだけで、「あ、これ他人の声だったんだ」と気づけることがあります。

他人の声なら、従う必要はないんですよ。

Kumi
Kumi
禁止令って、ものすごく自分の声っぽく聞こえるんですよね。

だから気づきにくい。

禁止令の正体が「自分を隠し続けてきた習慣」から来ている場合もあります。心当たりがある方は、こちらも読んでみてください。

小さく試して、体の反応を見る

頭で考えてもわからないときは、体に聞くのが早かったりします。

そのビジネスのことを考えたとき、体が軽くなるか、重くなるか。

やることを想像したとき、ワクワクするか、義務感が先に来るか。

本音から来ているものは、体が軽くなります。

偽の目標は、どこかに重さがあります。

許可は、一度出せばいい

「私はこれをやっていい」という許可は、誰かにもらうものじゃありません。

自分で出すものです。

そして一度ちゃんと出せたら、それは動力になります。

壁にぶつかっても、続けられる理由になります。

許可が出た瞬間、目標が本物になります。

許可を出すことへの怖さは、「選んだ後」への不安と繋がっていることもあります。

決められない感覚がある方はこちらも。

まとめ

「好きなことで起業したい」という気持ちは、本物だと思います。

でもその「好きなこと」が、本音から来ているかどうかは、別の話だったりします。

本音を禁止したまま動き出すと、それっぽい目標が出てくる。

続かなくても、それはあなたの意志が弱いんじゃなく、目標の選び方の問題だったりします。

自分に問うてみてください。

「それ、10年続けられますか?」

答えに詰まったなら、もう少しだけ自分と向き合う時間を取ってみてほしいんです。

本音はそこにあります。

ただ、禁止されているだけかもしれません。

続かない理由を、もう少し違う角度から掘り下げた記事もあります。

よかったら合わせて読んでみてください。

  • この記事を書いた人

Kumi(板山 久美子)

恋愛・心理コミュニケーションライター/元カウンセラー パートナーシップや人間関係をテーマにしたメディアを複数運営。 カウンセラーとしての実務経験をもとに、心理学・自己理解・対人関係に関する記事を多数執筆。 アメブロでのカウンセラー活動時にはフォロワー1,500名・公式LINE60名の実績あり。

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