人間関係の距離感と境界線

境界線を引くと、人間関係がラクになる理由

「あの人が不機嫌そうだと、自分までブルーになる病」

これは、社会人1年目から定年退職まで感染し続ける不治の病です。

家族でも友人でも職場でもSNSでも、ぜんぶ同じパターン。
相手の顔色が曇った瞬間、心の中で警報が鳴ります。

「え、私なんかした?」
「やっぱり私のせい?」
…はい、自意識オリンピック金メダル!!

気づいたら一日中モヤモヤしちゃう。

こっちはただの被害者なのに、勝手に責任を背負って疲れ果ててしまう。
わかりますよね?

この「勝手に心労ブラック企業化」現象。

 

心理学で知った「課題の分離」という考え方

心理学をのぞいたら、ズドンと刺さる言葉がありました。

「それ、誰の課題?」

アドラー心理学では超有名。

だけど初めて聞いたときは、雷ドーン!

なるほど…他人の不機嫌は、他人の課題。
自分のテリトリーじゃないんです。

たとえば上司が機嫌悪いのは、上司の睡眠不足かもしれません。
友達がSNSで拗ねポストするのは、その子の承認欲求が爆発しただけかもしれません。

それを全部「私が悪い」って背負うのは、もう筋トレしすぎ
(腹筋は割れないのにメンタルだけムキムキ)

 

境界線は、冷たさではなく「信頼」だった

境界線は、冷たさではなく「信頼」だった

ここで勘違い注意です。
境界線=「突き放す」ではありません。

「私が助けなきゃ」と思うのは一見やさしさに見えます。

でも実は「相手には解決できないでしょ?」とナメているのと同じなの。
ほんとのやさしさは「その人にも選ぶ力がある」と信じることです。

たとえば、親が不機嫌でも「親は親で勝手に整えるでしょ」と信じてみる。
友達が落ち込んでいても「必要なら言ってくるから、今は見守ろう」と思う。

これ、めちゃくちゃクールに見えるけど、じつは信頼度MAXの行動。

そう、「見守る」ってやさしさなんです。
(ほら、保育園の先生が全員抱っこしてたら地獄だろw 見守るから育つのだ)

 

どんな場所でも「境界線トレーニングジム」になる

学校でも、職場でも、趣味サークルでも。

人が集まる場所って、年齢も経験もバラッバラです。
(そりゃそうだ、全員クローンだったら気持ち悪いw)

最初は思いますよね。
「価値観違いすぎて無理ゲーでは?」って。

でも関わっているうちに気づくんです。
「あ、みんな違って、それでいいんだ」って。

たとえば誰かが遅れてきても、それはその人の課題。
逆に自分がポカしても、それは自分の課題。
責任を持つのは「自分の課題だけ」でOK。

この「それぞれ違って、それぞれOK」の距離感が自然にできてくると、めちゃくちゃラクになります。

そう考えると、人が集まる場はぜんぶ「境界線トレーニングジム」。
入会費ゼロ円、24時間営業です^^

今日からできる境界線トレーニング3つ

今日からできる境界線トレーニング3つ

境界線を意識するって、いきなり完璧にはできません。
でも「ちょっとした意識の持ち方」を日常に取り入れるだけで、心の負担はグッと軽くなるよ。

ここでは、誰でもすぐに試せる3つのトレーニングを紹介します。
肩の力を抜いて、ゲーム感覚でやってみてください。

  1. 「誰の課題?」を6億回唱える
    相手が不機嫌になったら、とりあえず心の中で問答。
    「それ、誰の課題?」→大体「相手の」です。
  2. 自分の課題だけ責任を取る
    自分が約束を破ったとか、やらかしたことは素直に謝る。
    でも「天気悪いから上司が不機嫌」なんて責任取らなくていいです。
    (台風に土下座します?w)
  3. 「見守る」をあえて選ぶ
    手出しせずに見守るのも立派なアクション。
    ラーメンは放置したら伸びますが(はい失敗)、人間関係は「放置=信頼」のケースが多いです。

3つとも、特別な準備はいりません。
思い出したときにサッと試せば、それだけで境界線の筋トレになります。

そして最後にお伝えしたいのは――
境界線を引ける人ほど、じつは「やさしい人」だということです。

まとめ

結局、「境界線」を引ける人ほどやさしいんです。
だって、相手の力を信じているから。

他人の機嫌に人生を乗っ取られたら、もったいなさすぎます。

境界線は冷たさじゃない。
信頼なんです。

だから今日から、相手が不機嫌そうでもこうつぶやいてみてください。

はいそれ、あなたの課題〜」

(バラエティ番組の司会者みたいに言うと気が楽w)

👉 今日のおためしワーク

今日、誰かの顔色を見たらすぐに「誰の課題?」とメモ帳に書いてみましょう。

3回やればわかります。
あなたの心、だいぶ軽くなるはずです。

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