自己理解のヒント

やる気はあるのに行動できない理由。「一人だと止まってしまう人」に共通すること

やろうと思っていることがあるのに、なぜか動けない。
誰かが見てくれていると頑張れるのに、一人になると止まってしまう

そんな経験、ありませんか。

「またできなかった」と自分を責めてしまうこともあると思います。

でもこれ、やる気や根性の問題ではありません。

ここでは「根性や意識」ではなく、「仕組み」の話をします。

なぜ見られていないと動けなくなるのか。

その理由を、やさしくほどいていきましょう。

見られていないと動けなくなる仕組み

見られていないと動けなくなる仕組み

これは性格ではなく、これまでの経験の中で作られたパターンです。

いくつかの要素が重なって、「一人だと動けない状態」ができあがってしまうんです。

「できたときだけ価値がある」と感じてきた

子どもの頃やこれまでの経験で、うまくできたときにだけ認められることが続くと、「できる自分=価値がある」という感覚が自然と身についていきます。

すると、何かをやるときも「うまくできるかどうか」が先に来るようになってしまう。
ただやる、という選択が、できなくなってしまうんです。

Kumi
Kumi
これは「条件つきの自己価値」と呼ばれる状態です。
成果や評価があるときだけ自分を認められるパターンのこと。

長く続くと、「やる前から怖い」と感じやすくなってしまう。

でもね、そう感じるのは自然な反応なんです。

見られることでしか「意味」を感じられない

誰かに見てもらえると、やる意味を感じられる。
反応があると、「やってよかった」と感じやすい。

でも一人になると、その「意味」が見えなくなってしまう

この状態は、やる理由が曖昧になり、手が止まりやすくなる状態です。

Kumi
Kumi
これは「外的動機づけ」が強い状態です。

人からの評価や反応が行動のエネルギーになっているということ。

悪いものではないけれど、それだけに頼ると、誰も見てくれていない時に動けなくなってしまうんだよね。

うまくいかなかったときのダメージが大きい

普通の失敗なら、「うまくいかなかった」で終わります。
でも、「外的動機づけ」が強い状態だと、「自分に価値がない」に近い感覚になることがあります。

だからこそ、動かない方が安全になる。
やらなければ傷つかない、という選択。

Kumi
Kumi
ここには「自己同一化」という考え方が関係しています。

結果と自分の価値がくっついてしまう状態です。

失敗=自分の否定に感じやすくなるので、無意識にブレーキがかかってしまう。

でも、それも、心を守る動きのひとつなんです。

少しだけ動けるようになるために

少しだけ動けるようになるために

ここまで読むと、「やっぱり難しい」と感じるかもしれません。
でもね、大きく変える必要はないんです。

やる理由の置き方を少し変えるだけで、動けるようになります。

たとえば、
「誰かに見られているからやる」ではなく、「5分だけやる」と決めて動いてみる。

たとえば、
「ちゃんとできるならやる」ではなく、「雑でもいいから一度やってみる」と考えてみる。

たとえば、
「意味があるならやる」ではなく、「意味があるかどうかは後で決める」としてみる。

大きく変える必要はないよ。
こういう小さなズレだけで、止まりにくくなります。

見られなくてもやる、を一度経験する

誰にも評価されない状態で、少しだけやってみる。
結果が出なくてもいい前提で動く。

「それでもできた」という感覚を、一度だけでも持つこと。
それが次につながります。

Kumi
Kumi
これは「自己効力感」を育てる動きです。
自分でできたという実感のこと。

小さな成功体験が積み重なると、「一人でもできるかもしれない」と感じやすくなります。

ほんの少しで、大丈夫だよ。

「やった」こと自体に意味を置く

うまくいったかどうかではなく、やったかどうかに目を向ける。
結果ではなく行動に意味を持たせるイメージです。

最初は違和感があってもいい。
でもここを少し変えるだけで、止まりにくくなる。

Kumi
Kumi
これは「内的動機づけ」に近づける練習です。
自分の中の納得感で動く状態のこと。

すぐには切り替わりませんが、少しずつ慣れていくものです。

思考って、こうやって練習して、変えていくもの。

見られたい気持ちは、そのままでいい

誰かに見てもらいたい。認められたい。
それは自然な感覚。

なくそうとしなくて大丈夫です。
ただ、それだけに頼らない状態を少しずつ作っていきましょう。

Kumi
Kumi
承認欲求は誰にでもあるものです。
問題なのは「それがないと動けない状態」だけ。

少しずつ選択肢を増やしていくイメージで大丈夫。

急に変わる必要はないよ。

まとめ

見られていないと動けないのは、やる気がないからではありません。
これまでの経験の中で作られた、自然な仕組みです。

だからこそ、責める必要はない。
少しずつ動き方を変えていくことはできるはずです。

誰かに見てもらいたい気持ちは、そのままでいい。
そのうえで、自分の中にも小さなスイッチを持てると、少しだけ楽になります。

完璧にできなくてもいい。
ほんの少し動けた日があれば、それで十分です。

  • この記事を書いた人

Kumi(板山 久美子)

恋愛・心理コミュニケーションライター/元カウンセラー パートナーシップや人間関係をテーマにしたメディアを複数運営。 カウンセラーとしての実務経験をもとに、心理学・自己理解・対人関係に関する記事を多数執筆。 アメブロでのカウンセラー活動時にはフォロワー1,500名・公式LINE60名の実績あり。

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