「え、私こんなに気つかってるよね?」
って思ったこと、ありませんか。
頼まれごとは断れないし、
空気は読むし、
相手の機嫌もなんとなく察する。
なのに。
- 後回しにされる
- 雑に扱われる
- なぜか私だけ我慢係
……理不尽すぎる。
でもこれ、あなたがダメなんじゃない。
ちょっとだけ、「仕組み」の話です。
バウンダリー(境界線)がうすいと、優しさは「使いやすさ」になる
心理学では「バウンダリー」という言葉があります。
かんたんに言うと、
「ここまではOK、ここからはNO」という自分の線のこと。
優しい人ほど、この線がふわっとしている。
本当はちょっと嫌だけど、
まあいいかって飲み込む。
波風立てるくらいなら、
私がやれば早いし…ってなる。
するとどうなるか。
周りの脳はこう判断します。
「この人は大丈夫そう」
「多少雑でも怒らないタイプ」
悪意というより、「学習」していく。
人は、反発しない人に甘える生き物

これを心理学では「強化学習」といいます。
かたい言葉だけど意味はシンプル。
やっても問題なかった行動は、またやる。
- きつく言っても何も言われなかった
- 頼めば断られなかった
- 後回しでも許された
すると脳は思います。
「このやり方、アリだな」
人は、意地悪というより
効率を選ぶ生き物です。
だから「反発しない人」は、
無意識に「安全地帯」にされてしまう。
優しさが、
ちょっと便利なポジションにされてしまうんです。
いい人をやめると、扱いはわりと改善する
ここで大事なのは、
冷たくなれって話じゃないこと。
優しさはそのままでいい。
でも線は引こう。
- それは今日は無理
- それは嫌だな
- 私はこうしたい
最初は相手が「あれ?」ってなる。
でもそれでいい。
相手の脳がアップデートされるから。
「あ、ここは踏み込めないんだ」
人は案外、学習が早い。
優しさは、強さがあるとちょうどよくなる

雑に扱われる人は、弱いんじゃない。
むしろ耐える力が強い。
だから続いてしまうだけ。
でもね。
優しさって、本当は
「自分も守れる人」が、いちばんきれいに使えるんだよ。
もし今
「私ばっかり」って思ってるなら、
あなたが足りないんじゃない。
ちょっとだけ、線が薄くなってるだけ。
マジックペンでいいから、
すっと一本、引き直そう。
それだけで、世界は案外、
扱いを変えてくるから。
人間、思ってるより単純です。
ほんとに。