強く優しく生きるために

感情は消そうとしないほうが、早く消える

多くの人は「不安は感じちゃダメ」「イライラは直さなきゃ」って思ってしまいます。

でも、実はそれは逆効果。

感情って、消そうとした瞬間から「じゃあ長居しまーす!」って居座るんですよ。

これ、心理学的にも「情動処理」という考え方で説明できます。
感情を抑え込むよりも、ちゃんと感じ切ったほうが自然に弱まるんです。

つまり、「消そう」と思うほど消えなくなる。
逆なの。逆。

今日は、感情とどう向き合えばラクになるのかをズバッと解説していきます。

 

「不安を感じるのはよくないこと」だと思ってしまう人が多い

世の中には、
「不安を感じる=弱い」
「イライラする=人間性が低い」
と思い込んでいる人が山ほどいます。

だから「大丈夫大丈夫!」と自分を励ましながら、感情にフタをする。

でも、それはペヤングでお湯を捨てる前にソースを入れるくらいの大失敗です。
フタをした感情は消えずに溜まり、やがてドカーンと爆発。

頭痛、胃痛、蕁麻疹…
「感情って、異動願い出して体に転勤してきたんですか?」レベルで出てきます。

つまり、「感じないようにする努力」こそが爆発の原因なんです。
これ、7兆回言っても足りない。

 

心理学では「感情は感じ切ったほうが早く消える」

心理学では「感情は感じ切ったほうが早く消える」

心理学の研究でも、はっきり言われています。

「感情は感じ切ったほうが早く消える」と。

だから「不安を消そう」「イライラをなかったことにしよう」とすると、逆に長引く。
逆なの。逆。

ここで使えるのが「ラベリング」。
感情に名前をつけるだけで、一気に弱まります。

「不安だな」
「イライラしてるな」
「ちょっと焦ってるな」

これを実況中継するだけ。

たったこれだけで、脳が「はい、処理しましたー」と安心するんですよ。

追い払おうとするより、「おー来たか」と迎えるほうが早く帰っていきます。
完全に、居酒屋の常連客システム。

 

感情は敵じゃなくて、心のセンサー

ここが大事。
感情は敵じゃない。
センサーです。

不安=「準備不足かもよ」
イライラ=「キャパ超えてるぞ」
焦り=「今は急げ!」

つまり全部、心のアラームなのね。
車のガソリンランプが「残り少ない」と教えてくれるのと同じです。

でも多くの人は、このセンサーを「うるさい!」と叩き壊そうとする。
「不安感じるなんてダメ」
「イライラする私は人間小さい」

いやいや、それ。
ガソリンランプにガムテ貼って走ってるようなもん。
走るかい(笑)

悪いのは「感じること」じゃなくて、「感じた自分を責めること」なんよ
ここを間違えると、一生しんどい。

 

感情に振り回されないコツは「仲良くなる」こと

だからお願い。感情に振り回されないコツは「仲良くなる」こと

感情は追い出すんじゃなく、一緒にお茶飲む相手だよ。

イライラが来たら「おつかれ!」
不安が来たら「チェックありがとう」
焦りが来たら「リマインド助かる」

こう挨拶すれば、感情はわりとすぐ消えるんです。

追い出そうとすると、鬼のように居座る。
居酒屋どころか、コタツで寝始めます。

だからコツは「仲良くする」こと。
感情をペット扱いする。
飼い慣らす。

置いていくんじゃなくて、連れて歩くの。

怪獣みたいに暴れるけど、仲良くすればペットになる。
「お手」「待て」とまではいかなくても、「あ、そろそろ帰るわ」くらいはしてくれる。

 

具体的なアクション

じゃあ実際どうすればいいのか?
やることは3つです。

  1. 感情に名前をつける(ラベリング)
    「不安だな」「イライラきたな」って実況するだけ。
  2. 5分タイマーをかけて、感じ切る
    消そうとせず「はい今、不安MAXでーす」と実況。
  3. ノートに書き出す
    「この感情は何を教えてくれてる?」と書いてみる。
    業スーの値札みたいにシンプルでOK。

まとめ

まとめ

ここまでのポイントをサクッと整理するとこうなります。

  • 感情は消そうとするほど長引く
  • 名前をつけて迎えれば早く帰る
  • 感情は敵じゃなくセンサー
  • 仲良くすれば、怪獣からペットに変わる

つまり、感情を消そうとするのは無免許で高速を走るようなもの。
「私は大丈夫」と過信するから事故る。

免許=ラベリングとノート。

免許取ってから走ればいいんだよ。
それだけで事故率7兆%減るからさ。

だから、今日からやってほしいのはこれだけ。

  1. 感情に名前をつける
  2. 5分だけ感じ切る
  3. ノートに書き出す

感情は敵じゃない。

「ようこそセンサー。滞在短めでよろしく」
この一言でOKです。

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